ネックレス

ユニフォーム

真珠を連ねた連(れん)タイプのネックレスは、真珠を使ったジュエリーの基本的なアイテムです。
その中で、アコヤ真珠のネックレスの最も標準的なタイプがユニフォームです。
中央から両端までほぼ同じ大きさの珠でできていますが、つけたときの美しさを考えて、中央部には大きめの珠が、 両端には小さめの珠が配置されます。
例えば、一般に言う「8ミリ珠」のネックレスには「8ミリ以上8.5ミリ未満」の珠が使われており、 サイズは「8.0~8.5」と表記されます。 珠サイズを測るときは、必ず中央の珠と端の珠の両方を測ります。

グラデーション

中央に大きな珠を配し、両端に向って少しずつ小さな珠を配置していくもの。
1950年代まではネックレスといえばこのグラデーションタイプが標準でしたが、アコヤ真珠では連組みの難しさなどから、 一時見られなくなりましたが、最近はまたさまざまなバリエーションが開発されています。 アコヤ真珠以外の白蝶、黒蝶、淡水真珠などのネックレスはこのタイプが多いです。
珠のサイズは中心と両端の大きさを取って、「5.0から8.5」というように表記します。
ネックレスの長さは35センチくらいから45センチくらいまでさまざまです。
小粒の真珠を使ったものは短め、大粒のものは長めに作られることが多いようです。

コンバーチブルネックレス

ネックレスとブレスレットを同じデザインで作り、つなぐと1本のネックレスになるもの。
ロングネックレスとして使ったり、ネックレスとブレスレットに分けてコーディネートを楽しめます。

カクテルネックレス

真珠と真珠の間に、貴金属やほかの宝石のパーツを組み込んで仕上げたネックレス。
古いネックレスのリフォームなどに応用できます。

レースネックレス

ベビーパールをレースのように編み上げたネックレス。

マルチカラーネックレス

さまざまな種類や色の真珠を組み合わせたネックレス。
真珠をどのように組み合わせるか、デザイナーの個性がデザインに反映されます。

ステーションネックレス

ゴールドやプラチナなどのチェーンの間に真珠を等間隔に配したもの。
連タイプのネックレスに比べ、ライトでカジュアルな感覚が楽しめます。

ネックレスの長さ

チョーカー(約40cm)

もともとは語源のchoke(チョーク)の通り、首にぴったり沿う長さを言いましたが、真珠のネックレスでは40cmが標準になっています。 真珠の大きさによってイメージが変わり、フォーマルからカジュアルまで幅広く使えます。

7~8ミリ:ネックレスのスタンダードとして必需品のサイズ。
5~6ミリ:やや小ぶりなサイズ。普段のカジュアルなおしゃれに。
4ミリ以下:いわゆるベビーパール。やや短目がステキです。
8ミリ以上:存在感あるおしゃれに。

マチネ(約60cm)

チョーカーの約1.5倍の長さ。マチネ(演劇やオペラなどの昼の興行)の名の通り、欧米の社交界でデイタイムの装いに多く使われたタイプ。
ワンピースやブラウスに合わせれば、チョーカーとは一味違うエレガントな雰囲気に。
ボートネックやハイネックのセーターに合わせても上品な大人のカジュアルなコーディネートが楽しめます。

オペラ(約80cm)

チョーカーの約2倍、約80センチの長さ。
オペラ(夜の興行が一般的)の名のとおり、パーティーなど夜のあらたまった席で多く用いられます。
ドレッシーで華やかな装いにぴったりですが、シンプルなブラウスやセーターと組み合わせて、昼間の装いにも使えます。
また、二重にして二連のネックレスとしても使えます。

ロープ(120cm)

チョーカーの約3倍、約120センチの長さ。
ニ連や三連に巻きつけてゴージャスに使ったり、フロントに結び目を作ってラフなイメージにしたりと、 さまざまなアレンジを楽しめます。
一連で使う場合は、途中をブローチなどで留めるとドレッシーですっきりとした装いとなります。

リング

ラウンドの1粒珠

真円に近い一粒珠のリングは一つはもっていたいスタンダードアイテム。
フォーマル用にはプラチナなど白い地金を選ぶことが多く、薬指に使うのが基本ですが、指の細い方や若い方は中指につけてもバランスがとれます。
ネックレスとイヤリングにリングを加えた3点セットで揃える場合は色あわせをします。
ただし、ネックレスとリングは位置がそれほど近くはないので、ネックレスとイヤリングほど神経質に考えなくてもよいと思います。

バロック

形の面白さを楽しむバロックでは、ぐっとデザインが豊かになります。
薬指に装う人が多いと思いますが、デザインによっては人差し指や小指に着けてみると、意外な表情が生まれることがあります。
フォーマルの場にはラウンドのリングが相応しいと思います。

小粒の珠を集めたタイプ

アコヤ真珠や淡水真珠の小粒の珠を集めたリングには可愛らしいデザインが多く、若い女性でも気負わずにつけられます。
また、小粒の珠を一文字やV字に並べたデザインは一粒珠のリングと重ねづけしても楽しめます。

イヤリング・ピアス

スタッドタイプ(ボタンタイプ)

耳たぶにぴたりとつくイヤリング・ピアスの基本タイプ。面を見せるデザインが多く大きさや形、テクスチャーなどによっていろいろな表情が楽しめます。
真珠では、スタンダードな一粒珠のタイプや、それにデザインを加えたものが多く作られます。

ドロップタイプ

耳たぶから下がるタイプ。「ダングリング」「ブラ」とも呼ばれます。
ゆらゆら揺れる動きが女性らしく、パーティーシーンなどにもよく使われます。
スタンダードな一粒珠タイプに加え一つ持っておくだけでコーディネートの幅はぐんと広がります。
耳たぶから垂れ下がるほど、エレガントさや華やかさが増します。

フープタイプ

フープ(輪)状のタイプです。フープの大きさにもよりますが、比較的シンプルなデザインなので合わせる服を選びません。
真珠そのものでフープをつくったものや、小さなフープに真珠のチャームを下げたものなどがあります。

ペンダント

ワンポイントのおしゃれに

ネックレスでは重過ぎる、フォーマルなイメージになりすぎるというときにはペンダントが活躍します。
ペンダントトップには、「ネックレストップ」と呼ばれる、連タイプのネックレスにも着けられるタイプのものもあります。

1粒珠のペンダント

シンプルな一粒珠のペンダントは活用の幅が広く、誰もが一つはもっていたいベーシックアイテム。
珠のサイズやチェーンを通す「バチ環(かん)」のデザインでイメージが変わります。
珠サイズの小ぶりなものはカジュアル感が強く、大ぶりになるにつれエレガントさや格調高い雰囲気が増します。
バチ環もダイヤをあしらったものやちょっとひねりを加えたデザインものなどバリエーションは豊富です。

シンプルな一粒珠のペンダントでもお葬式に大丈夫、と考えている方もいますが、お葬式などでは連タイプのネックレスをつけるべきだと思います。

チェーンを替えてイメチェン

チェーン部分を変化させることでイメージを自在に変えられるのも、ペンダントの大きな特徴です。
オメガタイプやワイヤータイプのネックレスはシャープなイメージになりますし、 革ひもを通せばカジュアルに、ベルベットのリボンなどを使うとエレガントな雰囲気になります。

また、チェーンの長さを変えることでイメージを変化させることも出来ます。
大ぶりなペンダントではトップが顔の近くにくるほどフォーマル感が増しますし、顔から遠くなるほどカジュアルなイメージになります。

ブローチ

スタンダードタイプ

一般的なブローチ金具を使ったタイプで、安定感があります。
ブローチの多くは左胸につけることを想定してデザインされていますが、 サークルタイプやバータイプなどシンメトリーなデザインのものは胸元の中央につけても素敵です。
小粒の真珠を円形にアレンジした上品なサークルタイプは真珠のブローチの中でも定番中の定番。
つける場所を選ばずコーディネートしやすいデザインです。

スティックピンタイプ(ピンブローチ)

細いピンの先にワンポイントの飾りをつけたもの。
テーラージャケットの襟に飾ると直線的なデザインがシャープなイメージを作ります。
スタンダードタイプをちょっと崩したいときに最適なライト感覚のブローチです。
もともとは男性用のタイピンが紀元。バロックをアレンジしたようなシンプルなデザインものは男性がつけても様になります。

タックピンタイプ(タイニーピン)

タイタック式で気軽に使えるブローチです。
モチーフものや真珠の形のおもしろさを生かしたデザインが多く、キュートでカジュアルなイメージです。
ブラウスやタートルネックの襟元にさりげなくあしらったり、関連性のあるモチーフを2、3個アレンジしたりとコーディネートを楽しめます。
2つのピンをチェーンでつないでドレッシーに、など様々な使いかたができます。

ブローチをつける場所

ブローチはつける位置が難しいと言われますが、上半身のバランスで考えます。
ウエストがジャストウエストの場合は上半身が狭くなるのでやや高めの位置に、丈が長めの場合はやや低めにというのが基本です。
また、小柄の人は高めの位置につけると、視線のポイントが上がる為すっきりと背が高く見える効果も期待できます。